すべてが "Game" になる日

ゲーム関連について、いろいろ書きます。

Gamificationって何?

こんにちは、kabutogniです。

今回は Gamificationとは何者で、このキーワードは世の中でどう扱われていて、何が課題なのかについて考えてみます。

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Gamification(ゲーミフィケーション)とは?

課題の解決や顧客ロイヤリティの向上に、ゲームデザインの技術やメカニズムを利用する活動全般。
Wikipedia より

コンピュータ・ゲームの中で特徴的に培われてきたノウハウを現実の社会活動に応用する行為のこと
ゲーミフィケーション―<ゲーム>がビジネスを変える より

the use of game design elements in non-game contexts(ゲームで無い文脈の中で、ゲームデザインの要素を使うこと)
Gamification: Toward a Definition, Conference on Human Factors in Computing Systems 2011 にて

上にいくつか定義の例を挙げましたが、 だいたい”ゲームの要素をゲーム以外の領域で使う”くらいの意味合いですね。

Gamificationはなぜ注目された!?

このGamificationというワード自体は、2010~2011年頃くらいから登場していて
2015年時点では盛り上がりも一段落した感のある言葉です。

なぜこのキーワードが注目されたかというと、ゲームの持っている人を夢中にさせるメカニズムを使って、ユーザーのモチベーション喚起・促進を行えるのではと期待されたからです。

大事だけど、なかなか持続できないことを楽しみながらできればいいなということですね。

具体的な事例

Gamificationの今

Gamificationは、割と受け入れやすい概念なのではないでしょうか?

しかし、世の中のGamificationの前途は中々多難であると言えます。

Gamificationは、”ゲームの要素をゲーム以外の領域で使う”のですが、このゲームの要素という部分をきちんと説明出来る人間はどのくらいいるのでしょう?

”ゲームの要素”を無造作に扱っているために、ランキングやポイント制などゲームのごく一部を単純に付加することがGamificationだとされる現状もあります。

つまり、今のGamificationは”チョコレートで包んだブロッコリー”を量産しているわけです。

まとめ

  • Gamificationは「ゲームの要素をゲーム以外の領域で使う」試み
  • ユーザーのモチベーション喚起・促進を期待される場面が多い
  • 少しバズった。今は…
  • 流行らない理由は、面白さの源であるゲームの要素が曖昧だから